題名:[佛教大学研究叢書38]唐中期浄土教における善導流の諸相──『念仏三昧宝王論』と『念仏鏡』を中心に
作者:加藤弘孝 著
簡介:
中国仏教史変革の時代に当たる唐中期に焦点を当て、
とりわけ善導流の浄土教家の思想的特徴を中心に考察することで、
唐中期仏教全体の様相を浮き彫りにしていく。
目次:
凡 例
序章―問題提起―
第一部 『念仏三昧宝王論』の思想史的研究―その統合仏教思想に着眼して―
第一章 『念仏三昧宝王論』研究史
第二章 『念仏三昧宝王論』の撰述年代―飛錫の事跡に関連して―
第三章 『念仏三昧宝王論』と飛錫遺文の関連性―長安仏教界の動向を手がかりに―
第四章 『念仏三昧宝王論』と廬山慧遠崇拝―往生伝の変遷と関連して―
第五章 『念仏三昧宝王論』に見える飛錫の修道論―「無上深妙禅門」の概念を基軸にして―
第六章 『念仏三昧宝王論』諸本の系譜について―その流伝背景と関連して―
第七章 浄土教典籍としての『念仏三昧宝王論』
第二部 『念仏鏡』の思想史的研究―その人師信仰に着眼して―
第一章 『念仏鏡』研究史
第二章 『念仏鏡』の時代相―大行の事跡を基軸にして―
第三章 『念仏鏡』引用の「法王本記」
第四章 唐中期における善導観の特質―『念仏鏡』の「誓願証教門」を中心に―
第五章 『念仏鏡』における対三階教姿勢―善導と金剛の論争の事跡と関連して―
第六章 『念仏鏡』諸本の系譜―その流伝背景に着目して―
第七章 善導阿弥陀仏化身説の起点としての『念仏鏡』
終章―唐中期浄土教史の再構築に向けて
ISBN 978-4-8318-6135-1
出版時間:2020年03月
出版社連結:法藏館
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